おままごとで養われる相手への思いやり

2歳くらいから見られる、ごっご遊びの一環である、おままごと。幼い子供同士の拙い言葉でのやりとりに、思わず頬が緩んでしまうような微笑ましい光景もしばしば見られます。「これどうじょ。」「あーがと。」しかし、こんな他愛もないやり取りの中から、子供は相手への思いやりという大切なものを学び取ります。食材のおもちゃの中から、ちゃんと相手の喜びそうな食べ物を選び、彩りまで考えて平皿に乗せる。おかずの中にアイスなどが混ざっていることもあります。「どうして?」と聞けば「○○くんはアイス好きだって!」。ちゃんと事前に相手の子の好きなもの、嫌いな食べ物を聞いておくこともあるようです。大人のやりとりを模した、おままごと遊びの中で子供は自然に「相手の気持ちに配慮する」という大切なコミュニケーションスキルを磨いてゆきます。

おままごとで育まれる子供の創造性

「わたしがママで、○○くんはパパ、○○ちゃんはお姉さんね。」ごっこ遊びでのおままごとでは、毎回子供同士で役割分担を取り決めます。一番多い設定場面は「家庭」ですが、他にも「幼稚園」や「動物園」など面白いケースも。様々な場面設定で、色々な役割で何度も演じることが出来るおままごと遊びは、子供の想像力を伸ばすには最適な訓練の場となります。「遊び」として、子供が自発的に伸び伸びと楽しみながら創造性を育むことが出来るおままごと遊び。ぜひ、毎日の遊びのなかに積極的に取り入れて行きたいものです。

使用するおもちゃはシンプルなものがおススメ

おままごと遊びで使用するおもちゃには、シンプルなものがおススメです。例えば、色さえ塗られていない木目調のおままごとセットや、子供と一緒に手作りした厚紙のおままごとセットなど。また食材として使うものは、外で拾ってきた石ころやどんぐりなどを利用するのもいいかもしれません。理由は、使う道具がシンプルであればあるほど、子供の創造の翼は広がるものだからです。子供の世界ではどんぐりはご飯にもお肉にもフルーツにもなりうる可能性を秘めています。まだ固定されていない自由な視点、「見立て」の力が大人になった時の発想力として仕事に活きてくるのです。

木のおもちゃのままごとでは、木の温もりを感じながら遊ぶことができるため、情操教育にも大変効果的という魅力があります。